これから友達とルームシェアをする時に、
「ルームシェアを始めるなら誰が世帯主になれば良いのか?」
と悩む人が多いのではないでしょうか?
結論から言えば、世帯主はルームメイトが全員なる必要があり、分けた方が収入面でメリットもあります。
そこで今回は、
- 同一世帯とは?世帯収入とは?
- 全員が世帯主になるメリット
- 世帯主を分ける手続き
- 親の扶養を受け続けたい時に手続き
について解説しますね。
世帯主、世帯収入とは?
世帯主とは「年齢や所得にかかわらず、世帯の中心となって物事をとりはかる者として世帯側から報告された者をいう。」です。(厚生労働省の資料)

それなら友達同士でも1人だけになるのでは?
世帯とは「住居及び生計を共にする者の集まり又は独立して住居を維持し、若しくは独立して生計を営む単身者をいう。」です。(厚生労働省の資料)
つまり世帯収入とは、住居・生計を共にする集まりの合計年収のこと。
友達同士でのルームシェアは、一緒に住んでてもそれぞれ収入と支出は別にして生計してるので同じ世帯収入にはなりません。
親の扶養を受け続けたい場合は?

じゃあ生計を共にしてても住んでる場所が違う場合(学生が家族と離れて暮らすとか)は、同じ世帯ではないってことなの?

住んでる場所が違っても生計を共にする家族なら同じ世帯にもなれるよ。
別居してる場合でも家族であれば生計を共にしてるという許認可は不要、何か確認を求められた場合の時に銀行振り込み等の書類があれば大丈夫。
(求められることは事件でも起こさない限りはほぼない)
社会保障制度に関して扶養される人の条件を満たしておく必要があります。
年間収入が130万円未満で
- 同居している場合は収入が扶養者(被保険者)の収入の半分より少ないこと
- 別居している場合は収入が扶養者(被保険者)からの仕送り額より少ないこと
が条件になってきます。

次は、世帯主を分けていくメリットを紹介しますね。
全員が世帯主になるメリット
会社勤めだと住宅手当を支給してくれる所があります。
会社の住宅手当が支給される条件のほとんどは、
- 物件契約者
- 世帯主
企業によって細かいことは違ってくるけど、会社から世帯主であることを証明する書類を求められても大丈夫なように住民票登録を済ませておきましょう。
次に世帯主を分けて登録する方法について解説しますね!!
住民票の登録手続き方法3ステップ
引っ越しとかで住民登録をする時には、3ステップで済みます。
とても簡単だし、普通の引っ越しをするのと何も変わりません。
提出する書類は以下の3つだけ。
- 転出届(もともと住んでいた地域の役所に提出)
- 転出証明書
- 転入届(引っ越した地域の役所に提出)
転入届けを書く時に世帯主の欄に自分の名前を書くだけです。とても簡単。
親の扶養に入り続けたいまま住民票を移動したい場合は?

住民票を移動して世帯主になってしまったら扶養から外れてしまうんじゃないの?
ルームシェアを始めても扶養の条件さえ満たしていれば新しい住所でも親の扶養に入ったままになります。
- 同居している場合は収入が扶養者(被保険者)の収入の半分より少ないこと
- 別居している場合は収入が扶養者(被保険者)からの仕送り額より少ないこと
国民健康保険では、住居を一緒にする必要はなく生計を一つにしていれば良いんです。
住居を別にするにしても遠隔地被扶養者証というものを役所に出せば良いだけ。
住宅給付金を受け取るなら別世帯がお得
住宅確保給付金(詳しくは厚生労働省のPDFへ)を知らない人も過去にTwitterで情報を出してみたところ知らない人が多かったようなのですが、詳しく調べてみると色々と条件がありました。
今回関係するかもしれない条件があったので1つ紹介します。

まとめ
友達とルームシェアをしても収入は別々で共同で使うもの以外はそれぞれが自分で支払うから生計は別なので世帯主は別になります。友達同士で「世帯が一緒です!」って証明するには書類を用意する必要があるのに、一緒にするメリットは何もないので時間の無駄。
友達が無職で扶養に入れそうな条件だったとしても親の扶養に入ってる方がマシでしょう。
今回はルームシェアするなら?で説明しましたが、シェアハウスも同じです。
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