ニートにクズなイメージを持っているならそのイメージは早くゴミ箱へ捨ててしまおう。
「働かざる者食うべからず」なんて考えは平成で終わらせよう。
まともに働いてない人がいるからこの世界は上手く回っているのです。
ニートが居ることで、無駄が減り労働力が安定して供給される、働いていればいつか幸せになれる世界があるんです。
これからコンビニ弁当の話を例に説明していきますね。
モノの生産しすぎで生じる無駄が減らせる
この世からニートが居なくなった世界を想像してみてください。
あなたが今想像した世界は今よりも生産量が上がっていますよね。
今まで10人に1人の割合でニートが居るのでその人たちが仕事をすることで、1.1倍ぐらい生産量が増えるでしょう。
はい、1.1倍生産量が増えました。生産したら消費をしてもらわないとお金になりませんよね。
でも皆仕事をしています。電気やガスや水道は常に消費されているので問題なく消費されるでしょう。
そして、モノは1度買って使い続けてくれるでしょう。でも、今の時代はモノは既に溢れて種類も多くなっていますよね。
生産しても消費されない、つまり売れ残ります。売れ残ると廃棄されます。

作ったものを捨てるってそんなもったいないことするの?
どんなものにも期限が存在するからです。捨てないといけないものはたくさんあります。
食料廃棄問題で話題になるコンビニ弁当で見てみると
弁当は当然ですが、消費期限があるので期限が切れたら販売出来なくなって廃棄されるのは容易に想像出来るでしょう。
ところで、
あなたは弁当を作る工場がどうなっているか知ってますか?

今は機械やロボットが料理して、盛り付けも行って、なんか便利なシステムとか使って配送先まで運んで自動化が進んできてるでしょ。
と思うかもしれませんが、実はされてません。
料理も盛り付けも配送先まで仕分けるのも全部人の手で行われてます。
機械やロボットが担当してるのは、まだ一部です。
もしほとんどの工程を出来るなら全自動料理機みたいなのが売られてるでしょ。
そして、たくさん作ろうと思ったらたくさんの人が必要ですよね。
生産されたけど、もちろん消費をするのにも限界があります。
するとたくさんの弁当が廃棄されることになるでしょう。
廃棄するとそれは利益にならず、生産するために掛かったお金があるので損失です。
生産するために掛かる費用を減らすには?
損失を少なくするためには、生産するために掛かる費用を少なくするしかないですね。
企業は利益を上げるために、普段から容器や食料などの経費を出来る限り抑えているのは当然でしょうに!
そこからさらに減らそうと思ったら人件費しかありません。

今まで時給1000円で働いてくれてる人を時給500円にすれば人件費を削れるから利益が増えてハッピー(^_^)
って、、、

ハッピーなのはお前の頭の中だけだよ
とマジで往復ビンタしたくなります。
労働者側からすれば給料が減るんだぞ!!!同じ仕事が高くなるなら歓迎しても安くなるなら嫌だろ?!?!

1時間あたりの給料が少なくなるなら働く時間を増やせば良いじゃない?
なんてことを言う人が居たらもう往復ビンタどころではない。
なんで誰がやりたくもない仕事を自分から増やしたいと思う人が居るの???理解出来ない…
(わかる人居たらコメントください。)

じゃあ、働く人を減らせば良いじゃない?
今まで100人で仕事していたのを80人にすれば人件費が減って利益が増える(^_^)
(その20人は仕事が上手く出来ない人にする)
これなら誰の給料も下がらないので不幸になる人は居ませんよね。
しかも、人を減らしたら生産出来る量も少なくなり、廃棄する量も減ってくるので損失が小さくなります。
確かに廃棄する量も減って損失は小さくなりそうですが、トラックで運送する人の数は調整しづらいので全体の人件費を減らすのはとても難しいです。
経営者はこのバランスを考えて利益を最大化しようと努力しているわけですから、すごいですよね。
(そりゃ経営者の給料が高いのわかるわ)
少し脱線してしまいましたが、働く人が居ない社会を実現すること自体がとても難しいことだというのはわかったでしょうか?

待って!先ほどの例に出てきた仕事が上手く出来ない人たちが不幸になるじゃん!多数のために少数派が犠牲になれってことなの?
解決策はすでに2つあります。
上手く仕事が出来ない人はどうするか
仕事が上手く出来る人、普通な人、下手な人、全員バラバラです。(同じなのはロボットだけだよ)
では下手な人はどうすれば良いか?解決策は二つです。
パレートの法則に従い他のことをする
パレートの法則とはイタリアの経済学者の人が見つけた統計の法則です。
簡単に言ってしまえば、全体の2割が8割に影響を及ぼし全体の8割が2割に影響を及ぼしているというもの。
この法則に基づくと、利益全体の8割が2割の人で生み出しているということ。
つまりこの2割の人たちというのは仕事ができる人です。
実はこの法則に続きがあって、さっきの残りの8割にも通用してしまうのです。
つまり、(残りの2割の)利益の8割は(残りの)2割の人が出しているということ。
そして、仕事が出来ない人も別の業界にいくことでもこの法則が適用されます。
つまり、今いる場所で仕事が出来ない人でも別の業界に挑戦していくことで活躍できる可能性があるということです。
転職が肯定される風潮を作る必要があるのはパレートの法則からも言えます。
以下に転職サイトを載せておきますので色々挑戦してみてください。
別の業界に行っても活躍出来ない人は居ますよね。その人たちはたくさん失敗をしてるので、こう思うようになります。

もう働かない。働くって怖い。もうゆるく生きたい…
働かない
勘違いしないで欲しいのですが、働”けない”ではなく、働”かない”なのです。
違いは意思。
前者は、働きたいのに何らかの理由があって働けない人。
後者は、働くのが嫌で働く気がない人。
働くのが嫌で働く気がない人になる理由は様々ですが、並大抵の努力じゃどうにもならないぐらい何かを抱えているんです。
そりゃ誰でも、努力はしますよ。でもどれだけ努力しても改善出来ないんです。

並大抵の努力で無理ならもっと努力すれば良いじゃない?
…って鬼畜すぎwww
それができる人間はごく一部だけ、宝くじで3等以上を取るぐらいごく一部の人だけw
色々あると思いますが、 働くのが嫌で働く気がない人が上手く仕事が出来ずに仕事がなくなってもそんなに不幸にはならないでしょう。
だから犠牲になってるわけではありません。その方が仕事出来ない人にとって幸せだし、全体にとっても幸せなのです。
でもほとんどの人は全く働かないで生きるのは難しいです。週1〜2日で派遣の仕事を入れてゆるく生きていきましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
あなたに最初に、ニートが居ない世界を想像してもらいましたが全員が働いても社会は上手く回らないということが分かったでしょう。
働かない人が生まれてしまうのは仕方がないこと。何も責める必要はありません。
想像してもらったエピソードの答えは、働く人減らすことでしたが、もし減らしていなければみんなの給料が下がっているんです。
恐ろしい世界だと思いませんか?ニートが居なければ、たくさん働いても幸せになれない世界が待っていたのです。
働けばいつか幸せになれる世界があるから、みんなが働いてくれて安定した労働力が供給されています。
働いても幸せになれない世界でも構わないならニートに感謝しなくて良いですよ。
またニートはニートで辛いことがあるわけですからね。どれだけ辛いことを淡々としてるかは別の記事を読んでみてください。
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