1株から取引ができて取引手数料が無料で大手のネット証券で単元未満株の取引するよりも安くできます。普段の買い物で貯まるTポイントを使って投資できるのも素晴らしいです。
スマホで使いやすいアプリがあって、資金が少なくてもできるので20〜30代に人気のサービスです。
この記事では、ネオモバのメリットやデメリット、口コミ、評判、私の感想を紹介します。株を始めてみたいけど資金があんまりないという人は参考にしてね。
SBIネオモバイル証券とは
SBI証券とCCCマーケティングによる1株から投資ができる証券会社です。
ネット証券会社で圧倒的な人気と実績を持つSBI証券のグループだから安心・安全に利用できます。2019年4月に開始されたこのサービスはわずか1年半で50万口座を達成しました。
20〜30代の若年層・投資未経験者をターゲットに作られたサービスなので、必要な機能は全部揃っていて、中級者以上じゃないと使わないようなゴチャゴチャとした機能は削がれているからとても使いやすいサービスです。

初心者にはシンプルイズベスト!

SBIネオモバイル証券のメリット
1株で株の売買するなら手数料が最も安い
通常の証券会社では100株単位で購入・売却するから、お金があまりない20〜30代は株を始められませんが、ネオモバでは1株(単元未満株)から購入・売却ができます。
1株から購入できるので500円からでも始めることができます。
SBI証券、マネックス証券、LINE証券でも1株から購入できますが、手数料は高めです。
証券会社 | 1回の約定代金・売買コスト(税込) | |||
---|---|---|---|---|
500円 | 3000円 | 1万円 | 3万円 | |
SBI証券 S株 | 55円 | 55円 | 55円 | 165円 |
購入する時も売買する時も手数料がかかる。 約定代金の0.55%(最低手数料55円) | ||||
マネックス証券 ワン株 | 52円 | 52円 | 55円 | 165円 |
購入する時は手数料無料だが売却時には手数料がかかる。 約定代金の0.55%(最低手数料52円) | ||||
LINE証券 | 1〜2円 | 6〜15円 | 20〜50円 | 60〜500円 |
売買手数料は無料だがスプレッドコストが0.2〜0.5%かかる。 | ||||
PayPay証券 | — | 15円 | 50円 | 150円 |
1株単位ではなく、1000円から1000円単位で相対取引する。 手数料は0.5%(最低手数料はなし) | ||||
ネオモバ証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
月額50万円まで売買手数料無料。 | ||||

若者に人気の楽天証券やDMM証券では1株から取引できません。
Tポイントを使って投資できる
ネオモバでは普段の買い物で貯まったTポイントが1ポイント=1円として使うことができます。
Tポイントを使って1株を購入した場合も配当金は円でしっかりもらえます。
100株購入して株主優待をもらえる条件を満たせばTポイントだけでも貰えちゃいます。
毎月期間限定でネオモバ内だけで使える期間固定Tポイントが200ポイント貰えます。
このポイントを使って取引ができます。
1株からIPOに応募できる
ネオモバでは2019年11月から1株からIPOに応募ができる「ひとかぶIPO」というサービスが始まりました。IPOは高確率で利益が出るのでとても人気です。
SBI証券や楽天証券など他の会社では100株から受け付けてますが資金が少ない人には参加するためのハードルが高く、倍率もとても高い。
「ひとかぶIPO」は1株から応募できるし、SBI証券と楽天証券に応募した後でもネオモバから応募できるから当選確率が上がるでしょう。
ひとかぶIPOの抽選方法は、優遇抽選と完全抽選の2種類の枠が存在します。
優遇抽選枠は若者が当選しやすくなる「若年優遇」や、ネオモバを継続的に取引してると優遇されやすくなる「取引継続優遇(3ヶ月以上)」などユニークな抽選があります。
完全抽選枠では、公平な抽選となる。

IPOに当選して稼ぎたいなら1つでも多くの証券会社から応募するんや!!!
1口200円からカバードワラントが買える
ネオWという商品名で、ハイリスク・ハイリターンの金融商品です。
1週間後の日経平均株価を予想して買います。相場全体(日経平均株価)が下落していく局面でも稼げるという優れて商品です。
株価が下落していく局面で稼ぐ方法は、日経ダブルインバースや信用取引でショートを入れるなどがありますが、ネオWは日経ダブルインバースや信用取引のショートと違って期限が存在します。
購入できるのは毎週木曜日と金曜日で9:00〜23:00です。
1週間後の金曜日の終値の結果で決まります。

ネオWは正直おすすめしません。
どうしておすすめ出来ないのか?というと、
ネオWでは3つの商品しかありませんが、日経平均株価の動き方は5パターンあるからです。
以下の図を見ると分かります。
ネオWは、
- ミニコール型(一定以上の上昇)
- ミニプット型(一定以下の下落)
- ミニレンジ型(一定範囲内)
の3つの商品しかないので、当たる確率は1/3のように感じますが、
1と3の間、2と3の間に動く可能性があるので、実際に当たる確率は1/5です。
もし正解すれば1.25〜2倍、外れたら1/10になる。

ハイリスク・ハイリターン商品であることが理解できましたか?

1週間後の相場を読むなんて初心者にはただのギャンブルでしかないね。
余ったお金で外しても気にならない金額で挑戦してみるのもありでしょう。

1週間で2倍になれば効率良いからね。
SBIネオモバイル証券のデメリット
米国株や投資信託がない
SBIネオモバイル証券で取り扱っているのは、日本の個別銘柄だけです。
東証にETFに連動した日本円建なら買えます。
何が買えるかは以下のサイトを参考に!

少額から米国株個別銘柄投資を始めたいならどうすれば良いの?

少額から米国株投資を始めたい場合は、PayPay証券を利用しましょう。
NISAに対応していない
NISAに全く対応してないので株の取引で利益が出た場合は20%(所得税15%、住民税5%)の税金が課されます。売却したときに赤字(譲渡損)が出れば還付金が返ってきます。

ネオモバは少額で投資ができることをアピールしてるのに、NISAに対応してないんだね。

NISAについては以下の記事で解説してます。
月に1度も取引しなくても手数料がかかる
月に1度も取引しなくても利用料が毎月220円(税込)かかります。
株は長期投資がメインとなり頻繁に売買を繰り返すものではないですが忘れたまま放置していると利用料がもったいないです。
PayPay証券、LINE証券に変更したり、しばらく取引しないことが分かってる場合は、一時停止しましょう。
期間固定Tポイントが200ポイントあるので、Tポイントを使えば実質20円で済みますが、忘れていると200ポイントが消えてしまうので利用しないときは一時停止しましょう。
リアルタイム注文が出来ない
ネオモバイル証券では成行でしか取引出来ないのですが、注文してから約定するまでに時間差が大きいです。
注文時間 | 約定時間 |
---|---|
0:00〜7:00 | 当日前場始値 |
7:00〜10:30 | 当日後場始値 |
10:30〜13:30 | 当日後場終値 |
13:30〜24:00 | 翌営業日前場始値 |
時間差が大きいので決算が悪くて下落した際に急いで損切りしようと思い注文しても、約定されるまでにとても時間がかかります。注文してから約定するまでの間に株価が大きく動いていれば損失が大きくなってしまいます。
また指値注文、逆指値注文、トレール注文がないので相場が急に動いた時に自動で注文を完了してくれる機能も存在しないから、決算や権利確定日が近付いたら、こまめに確認する必要があります。
また株の買い注文時点の株価で注文が成立するわけではなく、価格変動リスクを前提にして成行注文をするため株価に制限値幅分だけ資金が必要になります。
基準値段 | 制限値幅 | 更新値幅 | |
---|---|---|---|
100円未満 | 30円 | 3円 | |
100円以上 | 200円未満 | 50円 | 5円 |
200円以上 | 500円未満 | 80円 | 8円 |
500円以上 | 700円未満 | 100円 | 10円 |
700円以上 | 1,000円未満 | 150円 | 15円 |
1,000円以上 | 1,500円未満 | 300円 | 30円 |
1,500円以上 | 2,000円未満 | 400円 | 40円 |
2,000円以上 | 3,000円未満 | 500円 | 50円 |
3,000円以上 | 5,000円未満 | 700円 | 70円 |
5,000円以上 | 7,000円未満 | 1,000円 | 100円 |
7,000円以上 | 10,000円未満 | 1,500円 | 150円 |
10,000円以上 | 15,000円未満 | 3,000円 | 300円 |
15,000円以上 | 20,000円未満 | 4,000円 | 400円 |
一日の売買における値動きの幅のことです。前日の終値等を基準(基準値段)として上下の幅が決まります。
直前の値段を基準として即時に次の売買を成立させることができる値幅のことです。

1株からリアルタイムでトレードしたかったらどうすれば良いの?

手数料が売却時だけかかるLINE証券を利用しましょう!
便利なツールがない
ネオモバは投資未経験者に特化し過ぎているため会社の詳しい情報(四季報・決算書・レポートなど)がありません。あるのは値動きだけです。
1週間、1ヶ月間、3ヶ月間、6ヶ月間、1年間の動きが日経平均株価とどうだったのか比較することで、6ヶ月間では日経平均株価と比較すると成果が下回ってるけど、3ヶ月や1ヶ月に絞ってみれば成果が良かったりします。
日経平均株価については以下の記事で解説してます。

会社の詳しい情報や便利な分析ツールが欲しい時はどうすれば良いの?

SBI証券や楽天証券など大手ネット証券会社の口座も開設すればネオモバと違って口座利用手数料がかからず無料で会社の詳しい情報や便利な分析ツールが利用できます。以下の証券会社がおすすめです。
SBIネオモバイル証券の口コミ・評判
「ネオモバ」は簡単に口座を開設することができます。
口座開設の手続きは、10分くらいで終了しました。
証券口座開設と聞くと手続きが面倒なイメージがありますが、簡単に口座開設ができたのでよかったです。
世代別の体験談・やらない人のリアルな声も8名分載せられてます。
SBIネオモバイル証券を使ってみた感想
大手のネット証券会社で株投資を始めようと思ったら、100株単位で取引する必要があり、とても緊張してなかなかできません。
株の経験は1日でも多く相場で生き残ることで身についてくるでしょう。
大手ネット証券でも単元未満株の取引はできるが手数料がとても高い。

私が株を始めるきっかけになったのはSBIネオモバイル証券でした。
手数料無料ですぐに反映されるインターネットバンキングを利用した即時入金に対応してる銀行が住信ネット銀行しかないので入金が少し面倒くさい。
最初の頃はSBI証券も並行して口座開設をして会社の詳しい情報や便利な分析機能を利用して、頻繁に取引をしてコツコツとやってましたが、資金が少な過ぎて効率が悪いと思い今は日本株の長期投資に切り替えて使ってます(笑)
1株しか購入してない会社からも株主の手紙が来るため、たくさんの会社から手紙が届いてプチ金持ちなった気分が味わえます(笑)
まとめ
毎月220円(税込)の利用料がかかりますが、期間固定Tポイントを200ポイントくれるので、実質毎月20円で利用出来ます。1株から始められるので株とはどんなものなのか?を把握したり、1株でリスクを小さめにして経験が積めます。
会社の詳しい情報やチャートの便利機能はないので、SBI証券や楽天証券も口座開設しておきましょう。リアルタイム注文、指値注文、逆指値注文出来ないのが残念です(笑)
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