孫正義や前澤友作やジェフ・ベゾスなどお金持ちは持ち株を担保に入れてお金を借り入れ(融資)して資産を効率良く増やしてます。この方法は庶民でも可能です。しかも、手続きはネットで完結するから店舗に行く必要がありません。
この手法でお金持ちや大きな会社ならリスクを積極的に取り、少ない自己資金を上手く回転させてます。
アメリカの超富豪は、資産の大部分が株なんだけど、株を利確して現金にするとそこで税金が発生するので、金が必要になったらあえてその株を担保に借金するんや。するとほぼ永遠に税金を払わなくていい永久機関が完成するっちうわけや
— YS@GPCR (@YS_GPCR) June 12, 2021
ネット証券を利用すればお金持ちでなくても保有している株式を担保に入れてお金を借りて取引する方法が2つあります。それぞれメリット・デメリットが存在するのでこれから紹介しますね。
マルチプル経済=レバレッジ経済=借金経済=信用経済=資本主義
こう考えた時にマルチプルやレバレッジを使う人だけが金持ちになりそれらの方法を知らない大部分の人は相対的に貧しくなりがちというのが現代
どうしてお金持ちがいるのかなと思った人はレバレッジを使っているなんだなと思えば分かるよ— 与沢 翼(TSUBASA YOZAWA) (@tsubasa_yozawa) September 14, 2019
どちらのやり方でも少ない自己資金を効率良く有効活用できて資産を早く増やせる可能性がありますが、失敗するとその分だけ損失が大きくなるのでハイリスク・ハイリターン投資と言えるから、知識のない初心者はやらない方が良いでしょう。

何事も理解しないで利用するのは良くないよね
株を担保にして追加で株を買う方法
株やETFや投資信託など有価証券を担保にして融資を受ける(お金を借りる)方法は、コムストックローン、信用取引の2つあります。
コムストックローンとは
証券担保ローンとも言います。株式を日証金に担保として差し入れて、日証金から融資を受けます。
20歳以上75歳未満が申込できます。(利用は満80歳まで)

コムストックローンを利用すれば、株主として配当金を受け取ったり、株主優待を受けられます。
株は長期的に見れば右肩上がりなので暴落時など安い時に購入したらそのまま保有していた方が値上がり益も期待できます。コムストックローンを利用しない場合は一度売却して値上がりしてしまった銘柄を買い直す必要があります。
日証金の銀行口座へ振り込んで返済する振込返済と担保を売却した場合の売却代金を返済に充当する売却返済の2種類の方法があるので、配当金で返済に充てるなら振込返済を利用したり、株価の値上がり益で返済なら売却返済すれば良いでしょう。
利息の返済は毎月15日ですが、融資残高の返済は随時可能です。
長いけど読んだ。アメリカの超富裕層がどのようにして租税回避を実現しているか。違法に税逃れをする必要はなく、株を担保に金を大量に借りまくれば収入とみなされないなどいろいろ。死ぬ前に資産を売却すると税かかるので売らずにそのまま死ぬというテクもhttps://t.co/smN9vJRjsh
— Cheena (@cheenanet) June 8, 2021

富豪はこのようにして一気に資産を増やしてるのか
野村証券、SBI証券、SMBC日興証券の3社とだけ提携しています。
証券会社によって金利が異なります。
金利は野村証券が安いけど、野村証券から他社への移管手数料が高いみたいですね。
マネックスで保有している銘柄を野村に移してコムストックローンの担保にしようか考え中Ҩ(´-ω-`)
野村に移管するのは無料だけど、野村から移管するのはべらぼうに高いので悩みまくってます😭— ラテ(資産運用してる人) (@Temarinririri) December 3, 2019

様々なコストを考えると野村証券が1番良いとは言えないかも(これ以上は思考停止)
信用取引とは
現金や株式を入れて預けた額の約3.3倍まで株式限定で取引できます。
下落相場でも稼げる。金利は以下の表を参考にしてね。
証券会社 | 信用取引手数料 | 金利 |
---|---|---|
SBIネオトレード証券 | 0円 | 2.30%〜 |
SBI証券 | 99円〜 | 2.80%〜 |
楽天証券 | 99円〜 | 1.80%〜 |
松井証券 | 0円〜 | 3.10%〜 |
LINE証券 | 0円 | 2.80%〜 |
コムストックローンのメリット・デメリット
ブラックリストに入っている人でもOK
お客様の個人情報を個人信用情報機関に提供することはありません。
個人情報信用機関と関係ないからブラックリストに入ってる人でも融資を受ける(お金を借りる)ことができます。

お金を借りる人が返せない時は担保として預かっている株式から回収(売却返済)すれば日証金は貸し倒れしないもんな。
返済期限は契約更新で延期できる
Q.契約更新をする場合は、いったん借入金を返済する必要がありますか?
A.日証金の審査により認められた場合、1年間契約更新されますので、返済していただく必要はございません。ご融資残高をそのまま継続していただくことができます。
担保が十分に足りているなど条件を満たせばすぐに返済していく必要はありません。
返済はいつでも可能となっており、毎月1ヶ月分の利息を翌月の15日に利息を払っていけば大丈夫です。
利息を長期的に払うのが嫌だと思ったら配当金で少しずつ、融資元本を減らしていけば良いんですよね。最悪担保にしている銘柄を売れば借金を背負うことがありません。
使い道が自由
信用取引で借りた資金は信用買いか信用売り以外の用途で使えないのに対して、コムストックローンでは使用用途に制限がありません。恋人への誕生日プレゼントや入院費用など急にまとまったお金が必要な時に対応できます。

今までは保有株を取り崩して得られる(将来の)収益を減らしてたよね。
信用取引のメリット・デメリット
レバレッジを使って投資ができる
委託保証金の3倍までならレバレッジをかけてトレードができます。
少ない資金でたくさん(3倍まで)のお金を動かすことができるので効率良く、資金の回転ができます。
「効率良く動かせる=効率良く稼げる」とは限らないので初心者はやらない方がいいかも。
効率良く損失を出せてしまうというリスクもあるからね。

証拠金維持率を守らないとすぐにロスカットを食らってしまうから、実際に3倍までレバレッジをかけて使えるのは上級者だけになるでしょう。
下落相場でも稼げる
信用取引は売りからエントリー(信用売り)できるから株価が値下げしていく場面でも稼げます。信用売りは証券会社からお金を借りるのではなく、株を借りて株を売るという手法です。
長期投資には向かない
長期で保有しているとそれだけ支払う金利が増えます。信用取引はデイトレード(短期投資)を前提とした戦略にした方が良いでしょう。様々なコストがかかってしまうのでリスク管理は徹底して行う必要があります。
株を担保にして追加で株を買うときに注意すること
当該口座で信用取引とコムストックローンの併用はできない
SBI証券では信用取引と併用することができません。
Q.だれでも利用申込できるのですか?
A.コムストックローン・SBI証券は、SBI証券に証券取引口座を開設されている日本国内在住の満20歳以上75歳未満の個人の方が利用申込いただけます。ただし、SBI証券で信用取引口座の開設および貸株サービス、FX株券担保サービス、他の証券担保ローンの契約をされている方はご利用いただけません。なお、審査によりご利用をお断りする場合もありますので、あらかじめご了承ください。
SMBC日興証券でも同様に信用取引口座を利用しているとコムストックローンは利用できません。
だれでも利用申込できるのですか?
イージー・コムストックローンは、SMBC日興証券の「日興イージートレード」をご利用されている日本国内在住の満20歳以上75歳未満の個人の方が利用申込いただけます。ただし、SMBC日興証券で信用取引口座、発行日決済取引口座、先物・オプション取引その他のデリバティブ取引にかかる口座を開設されている方、他の証券担保ローンを契約されている方はご利用いただけません。
なお、審査によりご利用をお断りする場合もありますので、あらかじめご了承ください。
その場合はコムストックローンダイレクトを利用します。
信用取引の良さを活かせなくなるので、SBI証券で開設した人は楽天証券で信用取引口座を開設するなど口座を複数持っておくと良いでしょう。
担保として評価されない銘柄がある
上場株式の9割は担保として評価されますが、融資不適格銘柄は担保として評価されないのでもし保有銘柄の中に含まれていると、最初の予想よりも少なくなります。
融資不適格銘柄については以下のリンクから確認できます。
担保価値の下落に注意する
担保とした銘柄の時価で融資を受けているため、担保銘柄の株価が下落することで融資残高に対して担保不足として判定されてしまう。担保不足になってしまった場合は、追加で担保を差し入れるか融資残高を少し返済して担保不足状況を解消する必要があります。
まとめ
株や投資信託など有価証券を担保に入れてお金を借りて効率良く資産が増やせるかもしれません。
- レバレッジ3.3倍まで株式の取引をしたいなら信用取引
- 株以外に何か使いたいならコムストックローン
コムストックローンは銀行カードローンやクレジットカードのローンは3〜18%だから、金利が最大4.175%のコムストックローンは比較的低金利だと言えるでしょう。
お金持ちは借金(負債)を利用して利息を上回る利益が出るなら積極的にお金を借りて資産を一気に増やしています。
同じ証券会社ではコムストックローンと信用取引の併用はできないので、SBI証券でコムストックローンを有効活用して、楽天証券で信用取引をやる方法もありでしょう。
リスク許容度に応じてレバレッジをかけていくと良い。
このことは橘玲先生の著書で、
金融資産に比べて人的資本が圧倒的に大きい場合、投資にはレバレッジをかけるべきである。
と書かれている。金融資産<人的資本はほとんどの若者のこと。

資本主義のバグを有効活用した悪魔の発明だな…
しっかりと現金を貯めて投資信託や株をたくさん保有した後に、コムストックローンを使ってレバレッジをかけて資産を増やしていきましょう。
コメント