2020年の3月末にADワークスが27円から189円になりました。7倍になってびっくり!
でも持株数は10分の1になっていました。

これは何が起きたんだ???
と思い、私よりも株歴の長い友達に聞いたら株式併合だということを教えてもらいました。

これからも色々な企業で起きるんでは?
と思い今のうちにちゃんと調べて知っておこうということで今回記事にしました。
この記事では、株式併合とは、目的、会社にとってのメリット、株主側にとってのデメリットを解説してます。

会社にとってのデメリット、株主側のメリットはないです。
会社にとってメリットがあるから実行されてる。
これから株を始めようと思ってる人の参考になれば良いです。
株式併合とは?
株式併合とは、「すでに発行されてる株式の数を減らすために、複数の株式を1株に統合すること」です。
2株を1株に統合して株数が減っても1株の価格を2倍にするだけなので理論上は資産価値に影響はないらしい。

ADワークスは下がったけどな。
株式併合の目的

なんで株式併合なんていう面倒なことするの?
株価を引き上げて「見かけ上の価格」を上昇させることによって、投資してくれる人を増やせる可能性が上がります。

意味ある????
1番の理由は東京証券取引所が必要最低投資金額を5万円以上50万円未満に保つことを推奨してるからです。
株価が安過ぎると投資家からマイナスな印象を受けてしまうのである程度株価を必要投資金額を上げておく必要があります。
会社側の株式併合のメリット
株式併合は会社にとって株価を引き上げる以外にもメリットがあります。
- 管理コストを下げる
- 少数株主を追い出す(スクイーズアウト)
管理コストを下げる
会社にとっては投資をしてくれる人が増えると資金も増えるんでメリットにもなるんですが同時にデメリットにもなります。
それは、株主総会や配当の通知などを郵送するコストがかかり株主の数が降れば増えるほどコストがかさんでしまう事です。
株主の数を減らすことで管理コストが減らせます。
会社にとって利益に繋がらないコストは徹底的に削減したいものですよね。
株主併合を行う事で株主の数を減らす事が出来ます。
スクイーズアウト
株式を発行し過ぎた場合や企業の再建を進めたい時に、株主を追い出す事を目的に株式併合を行う事があります。
大株主以外の少数株主を追い出して経営をスムーズにする目的があったりします。
また経営をスムーズにするためだけでなく税制面でもメリットがあるようです。
子会社を完全会社化する事で組織再編と認められます。
これをする事で損益通算ができるようになり税制面で節税する事ができるらしいです。
税金面の詳しい事については税理士さんに聞いてみましょう。
過去には日本生命がやっていたそうです。
気になる方は調べてみましょう。
株主側のデメリット
最低購入金額が上がる
今はS株(単元未満株)などで1株から購入する事が出来ますが、それでも1株あたりの購入金額が上がってしまいます。
今までは1万円で100株を購入が出来たのが2万円になったりと購入金額が上がる。
単元未満株はどうなるの?
会社によって対応は変わるみたいです。
株式併合が行われる前に発表があるので、まずは会社の発表をよく調べてから、説明に従って対処していきましょう。

投資家(株主)側からすればメリットほぼないじゃん。
ADワークスの場合はどうなったの?
株式移転手続き完了のハガキが来た
ADワークスが株式併合を行う時は事前に発表がありましたが、私は100株所有してたので特に何もしないで放置してました。

SBI証券の管理画面では10株になったなぁ〜
と思って日常を過ごした。
するとある日家のポストに「株式移転手続き完了のお知らせ」が届いてました。

見方なんてよく分からんけど丁寧やなぁ
含み損が大きくなった
私がADワークス(3250)は1株30円で購入したんですがコロナショックが起きてから18円ぐらいまで落ちて含み損になってたけど放置してたら含み損が含みました(笑)
株式併合が行われた後は1株150円になりました。

クソが!!!
株式併合まとめ
株式併合は企業側にメリットがあって行われるものです。
- 管理コストの低下
- 少数株主の追い出し
- 子会社と合体することによる損益通算
タイミング次第では配当金もらえないし投資家にはあまりメリットがないかもしれん。

これからは株式併合の発表があったら意識して情報を集めていこうかな。
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